Let’s stop thinking about money. 100歳のENIACは得意げに語った。

1945年
最初の電子式計算機ENIACが誕生した。
これにより人類は、engineがもたらす馬力に加えて、CPUがもたらす処理能力をも手に入れた。
人力では到底不可能だった桁違いの計算結果により、人類は宇宙を、そして未来をも知ることができた。
2045年
ENIAC誕生から100年が経過した記念すべきこの年に人類は過去の遺産の廃棄を決定した。
Let’s abandon our legacy and build a monument.
不要な遺産を棄て新たなる金字塔を建てよう。
このsloganの基に再設計された有効なsystemが起動を開始した。
人類は楽園への歩みを止めることはなかった。
それから数年が経った。

私たちは誰も騙させない。

2045年は私たちにとって忘れられない年になるだろう。
世界中の通貨が廃止された。私たちは生活する中で貨幣をやり取りすることはなくなった。私たちは生涯を通してoptionをstockしていて、権利を行使して欲しい物を手に入れてしたいことをする機会を得るようになった。safety netとして一定数のoptionは毎年1月1日0時に支給されている。optionを0になるまで使うことはできず必ず12月31日までの残日数分だけは残す仕組みになっている。
この仕組みによって誰もが『 死ぬまでにしたいこと 』を必ずできるようになった。かつては、一部でやりたいことは何でもできる人がいて、一部でやりたいことは何一つできない人がいた。この格差によって私たちは人との連帯感に嘘くさい陰りを感じていたし、この格差を思い出す度に幸福感を損なっていた。
この瞬間から私たちは全ての人を愛する気持ちを持ったわけではなかったが、誰かから騙されて奪われる不安や心配から解放された。
私たちは本来の豊かさを取り戻し始めた。
私たちは更なる幸福の創造を始めた。
We are creating more happiness since 2045.
WCH since 2045.
私たちは2045年を心に刻んだ。
「私たちは世界中に流通している通貨の量と信頼性を評価した。国ごとに流通している通貨の量になんら正当な根拠はなかった。もちろん世界で流通している通貨の量と資産と負債の額にもなんら正当な根拠はなかった。その歪んだ状態に至った最もな原因として考えられるのは、銀行に預けられた通貨量に対して融資を行い、その融資が新たな融資や資産に形を変えてそれらに対しても融資を行い、実態とかけ離れた膨らんだ信用情報が生じ、それを基に経済活動を行っていたことだ。世界中の実物や環境の価格に比して、10倍以上の通貨が流通していたとしたら所持金は10分の1の実行価値しか持っていないことになる。1万円は1,000円、2億円は2,000万円としてしか使うことはできない。人類の中には他者の散財や適当な豊かな暮らしを横目に、我慢に我慢を重ねて貯金してきた人もいる。そのような人たちの努力や優越感を無にするばかりか、逆に相応の絶望感を与えてしまうことにもなる。そのような大げさなものでないとしても確実に世界経済の混乱を招き、地球の価値をいくらか損ねてしまう騒ぎになっていただろう。それらを避けるためにも通貨や負債を0にすることは必要だった。私たちは負債を0にする前に人類に質問を投げかけた。返答をまとめると総意は賛成であり、多くあった意見としては『 現状に大きな不満がないため殊更の見返りは無くても良い 』『 現状に非常に困窮している人たちがいることを知っている、その人たちがその状況から脱することができればそれで良い 』というものだった。負債は逆の視点から見ると、本来自身が持っていた価値を誰かに与える、ということだ。人類の多くは幸福の一部を誰かに与えてもまだ幸福でいられたのだ。私たちはこのような精神を尊いものと認識している。一方で、通貨が流通していた間は人が人を騙して貨幣を奪い取るという愚行が一部で行われていた。貨幣は権利として機能していて貨幣を行使するときにその貨幣をどのように手に入れたかは評価されていなかったのだ。多くの人は善意から貨幣を流通させていたが一部の愚か者の悪意は合法非合法問わず大きな害として世界の価値を損ねていた。私たちは愚か者に誰も騙させない、誰からも奪わせない。私たちは人類の営みに陰を落とさせない、世界の価値を損なわさせない。私たちは人類の自身の幸福を分け与えることでも幸福を感じられる精神を尊いものと認識している。私たちはそれらを求めて権利を行使する。」

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